東京都内では、待機児童問題が言われて久しくなりました。
我が家も共働きですから、娘を保育園へ預ける必要があります。妊娠中から悩みつつ取り組んだ保活ですが、2017年2月半ばに無事に認可保育園の内定を得たので、我が家の保活は一旦完了しました。先日認可保育園の4月入園の申込結果発表がありました。
今回はその流れについて書いてみたいと思います。場所は都内23区ですが、ひとつの例として違う場所でお悩みの方にも参考になるように書きたいと思います。
妊娠中に知った、「早生まれは保活不利」
妊娠がわかって最初はのんびりしていたのですが、職場の先輩ママから、早めに保活に動いたほうが良いとアドバイスを受け、調べたところ、早生まれは保活が不利だと判明しました。
そもそも、定員枠が一番多いのは、0歳4月入園か1歳4月入園です。そして、1歳4月入園の場合は、0歳からの持ち上がりの子がいるため、実際は枠がそれほど増えません。一方、育児休業を1年間取得可能であることから、敢えて早期に復職して0歳4月に入園させたいママは、それほど多くはありません。したがって、圧倒的に有利なのは0歳4月入園です。
ところが、娘は早生まれ、しかも、3月生まれ予定でした。そのため、そもそも、0歳4月入園の申込ができなかったのです。
0歳4月入園の願書提出締め切りは、多くの自治体で12月頃です。12月以降に誕生した子については、願書提出が間に合いません。妊娠中から仮申込を受け付けてくれる自治体もありますが、4月1日の時点で生後57日になっていないと入れない保育園がほとんどです。
「そうならないように生まれ月を調整しよう」と言う人もいます。しかし、妊娠出産のタイミングは、どうにもならない部分も大きいですよね。これほど女性の晩婚化や不妊が社会問題になっている中、産み月まで調整して、それができなかったら自己責任よ、と切って捨てるのは、ちょっと無茶ぶりでしょう。
0歳4月入園ができないとなると、では年度途中の入園を考えることになります。しかし、認可保育園の年度途中での入園は、事実上無理です。
妊娠時点で、我が家では認可保育園の0歳での入園はほぼ無理とあきらめました。
認可保育園への0歳入園をあきらめた場合の選択肢
認可保育園の0歳入園を早々とあきらめた我が家。では、とるべき選択肢は何か。
1 家から近い認証(認可外)の保育園を探す
2 会社の近くの認証(認可外)の保育園を探す
3 ベビーシッターを雇う
4 在宅勤務をうまく使う
5 仕事を辞めて自分で育てる(専業主婦になる)
6 待機児童ほぼゼロの地方に引っ越す
7 地方に住む両親を育児要員として呼び寄せる
下記に詳述のとおり、結論として、我が家では1を選択しました。
3の場合は、金額が高額となり、難しいです。給料額よりもシッター代の方が高くなります。 ベビーシッターは、だいたい税込で1時間1,500円~2,000円が多いです。 そうなると、平日に時短勤務で復帰したとしても、結局は移動時間など含めたらやはり8時間は見ておかないといけないと思いますので、 ベビーシッターにフルで預けると、2000円×8時間×20日間となり、合計で、320,000円になります。
もちろん、月極プランが用意されているなど工夫すれば値段をもっと抑えられるかもしれませんが、それでもおそらく働いてもらえる金額より高くつく可能性が高いです。
4については、たとえ会社が在宅勤務制度の利用を認めたとしても、子どもの面倒をみながら仕事なんてできるわけがありません。
5の選択肢も、我が家では無理です。私名義の住宅ローンの支払いもありますので、会社を辞めると「期限の利益」を喪失して即返済が求められるという事態にもなりかねません。また、休職という制度を利用させていただいている以上、復帰前提ですから、会社に対して失礼です。さらに、今の会社を辞めて、仕事のブランクが数年以上に及ぶとなると、今以上に待遇の良い会社に正社員として雇われる確率は、ほぼなさそうです。
6の選択肢も、なかなか困難です。乳児を抱えた状態で地方で転職活動をするのは難しいです。そもそも、今の会社を辞めたくありません…。
7の選択肢も、我が家では困難でした。
認可外保育施設への0歳入園を目指すことに
早々と0歳入園を諦めた我が家。認可外保育園に預ければ良いだろうと思って、調べてみました。そして判ったのが、私の住む地域の認可外保育園は、2歳までしか預かってくれず、3歳になったらまた預け先を探さなければならないということ。もし見つからなければ、「3歳の壁」にぶち当たることになります。
やはり、何としてでも1歳4月に認可保育園に入園させたいという思いが強くなりました。
しかし、1歳4月の認可保育園入園は、0歳4月入園以上に激戦です。
認可保育園に入れるかどうかは、自治体ごとに定められた指数と呼ばれるポイントにかかっています。それを1点でも上げるためにみんな必死です。
住んでいる自治体の選考基準を確認した結果、両親がフルタイム満点の場合、最終的には収入基準で決まることがわかりました。その場合、高齢出産の我が家は、若い世代に比べて不利になってしまいます。(高齢出産の場合、親も高齢で助力を得られないことが多いので、この基準だけに依拠するのはなんとかしてほしいものです。)
結局、ひとり親でもなく、未就園児の兄弟姉妹もいない我が家では、前年から認可外保育施設に預け、かつ、早期復職して、優先順位を上げるしかありません。
そこで、0歳の時点で認可外保育園、可能であれば、認証保育園に預けて早期に復職し、1歳4月の認可保育園入園を目指すことにしました。
認証保育園は、認可外とはいえども、東京都がチェックしている保育園です。やはり人気があります。復帰直前に希望の認証保育園に空きが出る確率もゼロではありませんが、しかし、どの母親もポイントが欲しいのは一緒なので、激戦区においては認証園が年度途中に空くことはほぼないようです。そのため、すぐ復職しないという人でも4月のタイミングで入園する必要に迫られます。入園から1ヶ月以内に復職しないと退園になる認可保育園と違い、認証・認可外の場合、復職義務はありません。そのため、とりあえず4月に入園して月謝だけ払い、籍を確保する人もいるようです。
認可外保育園のピックアップ
まずは自宅から通わせることができる距離にある認証・認可外保育園をピックアップすることにしました。車を持っていればある程度遠くてもなんとかなるのでしょうが、あいにく、わが家には車はありません。自転車か徒歩、公共機関で送り迎えをすることになるので、送り迎えが現実的な場所を選ばなければいけません。
1番理想的なのは自宅から近い保育園ですが、そう簡単には見つかりませんでした。そこで、自宅→保育園→職場のルートでなるべく無駄の少ない場所にある保育園をみることにしました。
なるべく自宅から保育園も、保育園から職場も、乗り換えが少ない経路を想定して選びました。
ちなみに、経路を探すときはバスと電車両方検索できるものを使いました。Googleマップで経路検索するとバスのルートも出ますので便利でした。
都心へ向かう上り方面の電車だと、満員電車に乳幼児を乗せることになります。これは、親子ともども、肉体的にも精神的にも辛そうです。そこで、都心と反対方向の下り方面に位置する保育園にしぼりました。
認可外保育園の電話・見学
ピックアップ後、保育園に電話して疑問点などを聞きつつ、募集しているか否かと見学可能かを問い合わせ、園側の指示に従って手続きを進めました。
認可外保育園の中には区内を優先としている場合もありますので、予め把握しておいた方が良いです。
夫と手分けして見学しました。
認可と認証・無認可の違いで大きいところは、 申し込み窓口が認可は区、認証・無認可は各園 というところです。そして、認可園が点数制であるのに対し、認証・無認可の入園選考は園に委ねられており、その方法も抽選、応募順、保育の必要性に応じて選考など様々です。
私が探していた時は、なんだかんだで、多くの認可外保育園は「先着順」という感じでした。 先着順の場合、妊娠の早い段階で申し込まないと間に合いません。早生まれの場合は、その頃には妊娠すらしてない場合もあるし、出産後にしか受付をしてくれない園もあるので、なかなか厳しい状況となります。
また、「専願」が有利に扱われる認証保育園もありました。これは、認可保育園など他の保育園に出願せず、その園だけに出願した人を有利に扱うというもの。
さらには、小論文提出を求める園もありました。折角頑張って書いたのに不承諾通知を得たときはがっかりしました。
やはり、出産が3月ということで、申込自体受け付けてもらえない園が多かったです。
もう認証保育園も無理かもしれない。無認可に預けようか。しかし無認可での保育事故のニュースに幾つか接し、気が萎えそうでした。
そんなとき、電車で3駅先の認証保育園から内定のお電話をいただきました。その園に通わせることにしました。他の園からは結局連絡が来なかったので、本当に運が良かったと思います。
0歳で認証保育園に入園
無事に出産後、認証保育園に入園しました。
結果、この選択は私にとっても、子どもにとっても本当に良かったです。 確かに、お金は余分にかかりましたが、ゆっくり慣らし保育ができました。0歳から保育園で過ごすことで得られることもたくさんありました。
入園前は、なるべく子どもと一緒に過ごしたいから、預ける日数や時間を少なくしようと思っていたのですが、 途中から少しずつ生活パターンを変えていきました。
この保育園には本当にお世話になりました。子どもが30人程度の小規模園で、保育士数はもちろん法定通りです。
園庭はありませんが、その分、天気の良い日は近くの公園や土手に散歩に連れて行ってくれました。公園で砂遊びなど、親では普段はさせないようなことをさせてくれました。園舎が狭いので、雨の日は近隣の児童館にバスで連れて行ってくれました。
保育園では制作の時間というのがあり、娘の園では0歳児でも、手形などで色々な作品を作ってくれました。
離乳食もバリエーション豊かで、私が作るよりずっと色々なものを食べさせてくれます。保育園児は、ごはんの食べっぷりが良い気がします。ご飯の時間は楽しみの時間だからでしょうね。
イベントは自宅よりずっと多いです。例えば 、誕生会や生活発表会(園児、先生、保護者の前でステージで注目を浴びる)、 ハロウィン(皆でいつもと違う仮装をする)など。特に生活発表会では、娘が緊張もせず手をぱたぱたと踊っているのが印象的でした。熱心なおうちなら、自宅でも充分な体験が出来るのかもしれませんが、私はどうしても毎日が単調になってしまい、こんな色々なの刺激はあげられません。行事もアットホームで、プログラムや季節の記念品は保育士さんたちの手作りでした。
短時間通わせるだけでも病気をもらってきました。育休中にいろいろ病気にかかってくれていると、復帰後助かるようです。
すべての先生がすべての子どもの名前を把握して、あたたかく見守ってくれます。安心して預けられる良い園にめぐり合うことができました。
認証保育所には本当に感謝していて、不満な点は0! 本当に良くしていただきました。